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研究会

第1回研究会「多様なビッグデータを活用したデータの新たな価値創造に関する研究(原田魁成講師)」を実施しました。

 第1回デジタル社会構造・変革研究部門研究会では原田魁成講師が「多様なビッグデータを活用したデータの新たな価値創造に関する研究」を報告しました。
 本報告では口コミデータ解析による人気旅館の特徴を明らかにした研究や、健康診断データ解析による将来疾患予測に関する研究事例が報告されました。前者では旅行予約サイト「じゃらんnet」に蓄積された口コミに対し、単語の出現数や一緒に使用される単語の特徴を解析できるテキストマイニング法を活用することで、石川県内の有名旅館はその接客の良さと利用客への心遣いによって高い満足度を生み出し、節目の祝い事の「記念」として利用されていることがわかりました。また医療データの解析では石川県羽咋市様との共同研究により、羽咋市内在住の国民健康保険加入者の医療レセプト・健康診断データをご提供いただき、それらを連結して個人単位での健康状況と将来疾患予測モデルの構築を行いました。特に生活習慣病を予防するには血圧やコレステロール、肝機能、糖などが正常値であることが重要であることが示唆されました。