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研究会

第16回研究会「B2Bサービス関係における価値共創成果を導く構成的パスの解明:ズレと補完メカニズムの役割(張婧准教授)」「タスクシフトに伴う医師及び他職種の業務時間変化の把握と費用(経営負荷)対効果(労働時間短縮)に関する研究(阪口博政教授)」を実施しました

 第16回デジタル社会構造・変革研究部門研究会では張婧准教授が「B2Bサービス関係における価値共創成果を導く構成的パスの解明:ズレと補完メカニズムの役割」を、阪口博政教授が「タスクシフトに伴う医師及び他職種の業務時間変化の把握と費用(経営負荷)対効果(労働時間短縮)に関する研究」を報告しました。

 張准教授はBtoB業界における双方の意見のズレとその補完の出来によって共創成果にどのような影響がでるかについてインタビュー調査を用いた事例調査を行い、価値認識のズレがあったとしても張粉関係性が構築されている場合は革新的イノベーションにつながる可能性があることを示しました。他方で信頼性や共進化が不足している場合はズレを補完できず、事業が失敗に終わる可能性があることを定量的に示しました。

 阪口教授は時間外労働が多発している医者の労働環境改善のために近年注目されている、他職種へ一部の業務を移行するタスクシフトとそれに伴う業務時間変化や費用対効果について研究しており、厚労省が法制度上タスクシフトが可能な27業務のうち、シフト優先度が高い業務における時短効果について途中経過を報告しました。

 

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